|
2010年4月24日、武蔵五日市駅から満員のバスに揺られ、浅間尾根登山口バス停にやってきました。第1回目のハイキングは青空のもと、ここから始まりました。参加者は6名です。 バス停から浅間尾根の数馬分岐まで、呼吸を整えながらゆっくりと登り始めました。分岐まで来ると、もう尾根です。体をかすめるように当たる風がヒンヤリします。道祖神が見守る古道をひたすら歩いていると、上空に暗い雲が覆いはじめ、遠くにゴロゴロと雷が鳴り出しました。間もなく白いものが降ってきました。あられです。黒い地面の上に桜の花びらと白いあられが並び、それを見たとたん思わず足早になってしまいました。 浅間嶺に着いたときには、周囲は明るくなり、雨の心配が無くなりました。歓迎してくれたのは八分咲きの見事な山桜でした。バス停から三時間近く歩いてきたので大休止とし、花見をしながら弁当をいただきました。 満腹の体をいたわりながら、美しい花や新芽に喚起をあげながらの下山となりました。時坂峠近くに来ると峠の茶屋があります。ここで小休止。茶屋のおじさんがたっぷり時間をかけてつくってくれた“おでん”を皆でつまみました。これがなかなか旨い。元気を取り戻し、仏沢の滝入口まで一気に進めることができました。 参加者同志、初めて顔を合わせたようなものですが、最初から打ち解け、旧知の間柄のようにハイキングを楽しみました。一体感というものを久しぶりに味わいました。 |