同好会   >   ハイキング同好会   >   ハイキング手帖   >  第6回 ハイキング手帖




神代ケヤキで心が改まり、武蔵御嶽神社へと向かった。長い階段を一段一段登る。御岳山に来られる人が集中するところだけあって、参拝者やハイカーで賑わっていた。今回の参加者の中には、25年ぶりに来たという人もいて、当時のことを感慨深く思い出されていたようであった。


さて、いよいよ七代の滝を目指し、天狗岩に歩を進めた。雪解けの長い下りが続く。ここから力を発揮したのは、お子さんたち。まるでバネのようにピョンピョンと跳ねながら先に進む。続いてお母さんも勢い良く抜け出る。とても付いていけない。天狗岩では、ハイカーが列をなして登っていた。われわれはその横をかすめて一気に沢に梶を切った。ここから急勾配になり、鉄ハシゴが続く。ハシゴには固まった雪がへばりついていて滑りやすい。最も緊張したところだ。


七代の滝まで来ると一安心。身近に感じるような音量のせいか、気が休まる滝であった。御岳山の懐は深く、ここからロックガーデン、綾広の滝へと続く。だが、既に12時近くなっていた。さらに奥に行くだけの時間がない。そのため、止む無くコースを変更し、打ち上げ場所に向かうことにした。